近畿矯正歯科研究会−A.O.R.K−

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23社以上
歯科医師
協賛企業

第40回記念大会

開催日時
2022年 9月11日(日)

会場
ホテルモントレグラスミア大阪

動画(2分56秒)
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会長

永田裕保

永田 裕保 先生

 

1982年高い志を持った5名の矯正歯科医(大嶋、大西、黒田、小山、福井)が集まり開設されました。今年で40周年となります。参加資格として自らの症例を提示し、お互い意見交換を行うというユニークなスタイルの研究会です。
特徴は、開業スタイル、フィロソフィー、治療方法、出身大学といった出自の枠組みも関係なく、ご自身の症例を提示さえすれば自由に矯正臨床を学べるという点にあります。

入会には、ビジターとして2症例以上の提示が必要で、会員となれば年1回の大会で症例を提示していただくことになります。

合言葉は”症例は名刺代わり”、努力の結晶であるすべての症例にはストーリーがあり尊厳があります。“お互いの症例の良い点を学ぶ紳士的な集まりであらねばならない”という会則のもと、症例提示は自由活発であっても、ハートフルで建設的なディスカッションが行われます。症例がどう評価されるのか、毎年の一喜一憂が矯正臨床医にとって何よりの成長の糧となります。

近畿矯正歯科研究会40周年記念大会特別講演

特別講演1 総合治療における矯正治療の有効性

佐々木猛

佐々木 猛 先生

1995年  大阪大学歯学部卒業、医療法人貴和会歯科診療所勤務
2008年 医療法人貴和会 理事、貴和会新大阪歯科診療所院長
2019年 医療法人貴和会 理事長
         
所属/役職 
JIADS理事・講師 
東京医科歯科大学歯学部非常勤講師
長崎大学歯学部非常勤講師
American Academy of Periodontics(AAP)
International memberAmerican Academy of Fixed Prosthodontics(AAFP) Active member
日本臨床歯周病学会理事、指導医、
歯周インプラント指導医
日本口腔インプラント学会 日本歯周病学会、OJ会員、日本補綴歯科学会、日本審美歯科学会

歯科治療の目標のひとつは疾患で失われた機能と審美を回復することといえる。そして、患者の真の満足を得るためには、その回復した機能と審美を長期的に維持、安定させることが求められる。そのためには、歯周治療、補綴治療を中心とした総合治療を実践することが重要であるが、演者は臨床を行ううえで、次の3つの要件(@清掃性、安定性の高い歯周環境の整備A精確な補綴修復B安定した咬合)を達成することを目指している。これら3要件を満たすことで炎症と力のコントロールを行うことが容易になり、歯の保存と治療結果の永続性に繋がっていくと考えられるが、これらの要件を満たすうえで、歯のポジションは大変重要で、矯正治療の果たす役割は非常に大きい。本講演では、一般歯科医と矯正専門医が連携して治療した症例を供覧しながら、成人における矯正治療の有効性と注意点について考察したい。

特別講演2 外科的矯正治療の有効性と注意点について

石濱孝二

石濱 孝二 先生

1995年 3月 北海道大学歯学部卒業
1995年 4月 大阪大学歯学部 第一口腔外科入局
2000年 4月 大阪警察病院 歯科口腔外科 医員
2003年10月 University of Southern California 留学
2005年 9月  University of Wuerzburg 留学
2006年 4月 大阪大学歯学部附属病院 第一口腔外科 医員
2008年4月  松本歯科大学 顎顔面口腔外科学講座 助教
2010年7月  大阪大学歯学部附属病院 第一口腔外科 講師
2014年4月  大阪警察病院歯科口腔外科部長
         
所属/役職   日本口腔外科学会

骨格性の不正咬合に対しては、矯正治療のためのアンカープレート・アンカーインプラントを利用したカムフラージュ治療か、根本的に骨格から改善を行う外科的矯正治療により改善するかの選択肢があり、それぞれの治療のメリット、デメリット、限界を理解する必要がある。
外科的矯正治療は、1990年代に保険導入されて以来、急激に症例数が増加している。
また、手術機器の進歩により安全性も高くなり、CTなどの普及によりシミュレーション精度も向上し、多様な患者様のニーズに対応できるようになっている。しかし、移動方向、移動量など、安定性に関わる重要なファクターは考慮が必要である。

そこで、今回の講演では、外科的矯正治療を成功裏に導くためのキーポイントについてお伝え出来れば幸いである。

スタッフ教育講演 口腔筋機能療法(MFT)の効果的な取り入れ方

高橋治

高橋 治 先生

1986年     日本大学松戸歯学部卒業
1990年     日本大学大学院松戸歯学研究科修了
1991年‐ 2000年   日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座専任教員
2000年‐     高橋矯正歯科クリニックにて矯正歯科担当
所属/役職
日本矯正歯科学会認定医・指導医・臨床指導医
日本口腔筋機能療法学会顧問


高橋未哉子

高橋 未哉子 先生

1975年      日本歯科大学付属歯科専門学校歯科衛生士科卒業
1975年‐1980年  大野矯正クリニック(横浜市)勤務
1980年     米国にてRichard Barrett氏、William E. Zickefoose氏に師事
2000年       高橋矯正歯科クリニックにて口腔筋機能療法担当
         
所属/役職    IAOM(国際口腔顔面筋機能療法学会)認定口腔筋機能治療士
         日本口腔筋機能療法学会委員

 口腔筋機能療法(MFT)とは「歯列を取り巻く口腔周囲筋の機能を改善する訓練法」であり、「歯に加わる筋圧を適正化し、歯列・咬合の正しい形態を維持するための環境を得ること」を目的としている。矯正歯科治療による形態の改善と、MFTによる機能の改善とを連携させることは、安定性のある美しい歯列を得ることにつながる。
MFTの内容は、正しい咀嚼・嚥下の習慣化および、口唇と舌の正しい姿勢位の獲得が主軸であり、必要に応じて個々の筋肉の訓練や呼吸・発音・姿勢・態癖などへのアプローチを加える。MFTを指導するにあたり、「内容が多く何から手をつけるべきかわからない」、「やる気が続かない」、「効果がなかなか見えない」という現場からの悩みをよく耳にする。MFTはやりにくい動作のくり返しであり、テキストブックを渡して「毎日練習してください」と伝えてもなかなか実行には至りにくく、効果も得にくい。
本講演では、MFTによる口腔周囲筋の機能変化を示す写真や動画を供覧すると共に、「エクササイズの選択と効果の判定法」や「やる気を持続させるための工夫」など、矯正歯科治療にMFTを効果的に取り入れるための方策を具体的に解説する。

近畿矯正歯科研究会40周年記念大会ミニセミナー

ミニセミナー 矯正歯科治療の 革新的矯正装置Maxillary Skeletal Expanderの実際

布川隆三

布川 隆三 先生

1980年 大阪歯科大学卒業 
1990年 大阪歯科大学歯科矯正学教室にて歯学博士の学位取得
1991年  東大阪市にて布川矯正歯科専門開業
1997年  大阪医科薬科大学医学部感覚器機能形態医学講座非常勤講師( ~ 2021年)
2004年 近畿矯正歯科研究会会長(~ 2005年)
2011年  第8代日本舌側矯正歯科学会会長 (~ 2012年)
2016年 ヨーロッパ矯正上級専門医(EBO)取得
2018年 米国アングル矯正歯科学会(南カリフォルニア)正会員
2016年 日本臨床矯正医会アンコール賞受賞
2017年 第93回EOSコングレス(スイス)にてFrancesca Miotti Best Clinical Poster受賞
2019年 米国アングル学会(南カリフォルニア支部)年次大会にてベストフィニッシュ受賞
2022年 2月AJODOの臨床部門にM.S.E.の臨床論文が掲載

元UCLA矯正科教授のWon MOON先生によって開発されたMaxillary Skeletal Expander(以下、M.S.E.と称す)を使用したU級、V級のハイアングル症例(今年のAJODO 2月号に掲載)を紹介したい。今までの矯正臨床では難しいとされていた臼歯部交叉咬合を有するハイアングル症例での上顎歯列の側方拡大が、M.S.E.を使用した上顎骨自体の拡大により、上顎側方歯の挺出を制御して下顎の開大を抑えることが可能となった。セミナーでは、M.S.E.に加えて歯科矯正用アンカー・スクリューを使用し、上下顎歯列弓の3次元的コントロールを可能にしたリンガルブラケット矯正法の適応のAJODO掲載症例を紹介し、その臨床的治療効果を引き出す要因を検証したいと思う。

ミニセミナー 側貌の評価について

橋場千織

橋場 千織 先生

1983年 日本歯科大学卒業
1987年 日本歯科大学大学院卒業(矯正学専攻)、日本歯科大学矯正学教室入局
1992年 はしば矯正歯科開業
         
所属・役職
日本矯正歯科学会 臨床指導医
日本成人矯正歯科学会 常務理事
日本舌側矯正歯科学会 認定医・理事
日本歯科審美学会 認定医・副理事長
日本デジタル歯科学会 専門医・常任理事
European board of Orthodontists (EBO)
WSLO(世界舌側矯正歯科学会) Active member
Angle society (South west) 正会員 他

矯正歯科治療の目的は不正咬合による障害を改善し顎口腔機能を回復させることであるが、同時に歯列や顔貌の審美性の改善により、患者のQOLを向上させることも重要である。

矯正治療により顔貌の形態的変化が生じるが、顔貌の審美性については、個人、時代背景、生活環境、年齢などにより審美性の概念が異なるため客観的な評価が難しい。

側貌軟組織の評価項目としてはE-line やH-lineなどが知られているが、総合的な評価項目とはいえない。

本日は総合的な評価を目指して当院で使用している側貌軟組織評価方法について紹介したい。

ミニセミナー 3Dデータを用いた矯正診断

山田尋士

山田 尋士 先生

1991年 3月  大阪歯科大学卒業
1991年 4月  大阪歯科大学歯科矯正学講座入局
1996年 4月 大阪歯科大学歯科矯正学講座専攻生
1996年 6月 ヤマダ矯正歯科開設(大阪府泉大津市)
2005年11月 山西医科大学(中国)客員教授
2008年 4月 大阪歯科大学矯正学講座非常勤講師(〜2022年3月)
2011年 4月 奈良県歯科医師会立奈良歯科衛生士専門学校非常勤講師(〜2017年3月)
2012 年   近畿矯正歯科研究会会長(〜2013年)
2017年 4月  大阪府歯科医師会附属歯科衛生士専門学校非常勤講師
2019年 6月  第27回日本成人矯正歯科学会大会長
2021年10月  徳島大学非常勤講師(〜2022年3月)
         
所属/役職 
日本矯正歯科学会 認定医 臨床指導医
日本成人矯正歯科学会 認定医 臨床指導医 総合指導医

矯正治療は、術前の1.1倍拡大された正貌、側貌のセファログラム、他のさまざまなX線画像や模型を用い分析し、側貌データから上下顎の位置から前歯の位置づけを決定し、小臼歯抜歯や臼歯の遠心移動など個々の患者に合った治療目標・治療計画を立案している。しかし、歯列においては石膏模型から歯牙幅径、叢生量や上下顎の咬合関係を分析し、歯冠と歯根の関係は石膏模型の歯冠と倍率の不明瞭なパノラマから術者が頭の中でイメージして歯根軸の状態を予想するにすぎない。
 近年、歯科用コーンビームCTを導入される方も多くなり、X線画像診断も2次元から3次元へとシフトし、様々な角度から歯根の状態を明確に判断できるようになってきている。さらに3次元矯正歯科用ソフトが開発され、CT画像からの診断も可能となり、検査・診断の3D化で矯正歯科診断は大きく変わろうとしている。また、口腔内スキャナー(IOS)や模型スキャナーの進歩・開発も凄まじく、バーチャル化された歯列データを画面上で歯牙移動させ治療シミュレーション作成、Alignersの作製や舌側矯正歯科治療のSetup Modelの作製も可能となってきている。今回、IOSデータで出来ることやCT画像からの診断についてディスカッションしたいと思います。

ミニセミナー 著しいガミースマイルと口唇の前突を伴ったII級不正咬合の治療例

有島常雄

有島 常雄 先生

1991年 昭和大学歯学部を卒業。昭和大学歯科矯正学教室に入局
1998年 ありしま矯正歯科 開業
2014年 第32回近畿矯正歯科研究会の症例報告にて優秀賞
2014年 バイオデント社、YDM社と歯科矯正用アンカースクリューを共同開発
2015年 バイオデント社主催のアンカースクリューのセミナー講師

今回報告する症例は、演者が近畿矯正歯科研究会に入会した3年目の2014年第32回大会の症例展示において優秀賞を受賞したケースである。
本症例は、著しいガミースマイルと口唇の前突を伴ったU級不正咬合を、上顎両側4番と下顎両側8番を抜歯し、マルチブラケット装置と上顎臼歯部頬側の歯科矯正用アンカースクリューを用い、臼歯U級仕上げで治療を行ったケースである。

セミナーでは実際の治療の流れと治療上のポイントなども解説を進めていきたい。
本大会会場の“栄光の奇跡”のブースには本症例が展示されているので、セミナーと合わせて参考にして頂きたい。

ミニセミナー Unusual extractionを再考する ―抜歯部位とSustainable oral conditionについてー

常盤肇

常盤 肇 先生

1990年 鶴見大学歯学部 卒業
1990年 鶴見大学歯学部 歯科矯正学講座入局
1997年 鶴見大学歯学部 歯科矯正学講座 助手
2007年 鶴見大学歯学部 歯科矯正学講座 助教
2013年 鶴見大学歯学部 歯科矯正学講座 講師
2014年 鶴見大学歯学部 臨床教授(〜2017年3月)
2014年 医療法人社団 真歯会 常盤矯正歯科医院 院長
2019年 鶴見大学歯学部非常勤講師
         
所属/役職 
(医)真歯会 常盤矯正歯科医院 院長
 日本矯正歯科学会 認定医 指導医 臨床指導医

矯正歯科臨床、特に成人矯正歯科治療における抜歯部位の選択については、矯正歯科治療にとっての合理的抜歯部位とすでに処置の施された予後不安定な歯を抜歯部位とするかについて、悩ましい症例に遭遇することがある。特に前歯部の保存に疑問の残る歯や第一大臼歯の処置歯などは治療計画の選択肢の一つとして考えることもある。当然のことながら根管治療の施された歯の寿命は、生活歯に比べて予後不良であることが多い。Sustainable oral condition(持続可能な口腔環境の維持)という観点からは、処置歯を積極的に抜歯することは有意義であるとも言える。しかし、個々の歯の形態にはそれぞれ固有の役割を持っており、その選択には苦慮することがある。
今回、Unusual extractionにより治療した症例を通し、この点について再考したい。

ミニセミナー 大臼歯の予知的な近心移動を達成する

堀内淳

堀内 淳 先生

2000年  昭和大学歯学部卒業、
2004年 東北大学歯学部大学院修了(矯正歯科専攻)
2011年  仙台東口矯正歯科 開設
         
所属/役職 
日本矯正歯科学会 認定医

近年、絶対的な固定源としてインプラントアンカーを使用した大臼歯遠心移動については多くのアイデアが発表されているが、大臼歯近心移動についての発表は少ない。
しかし、日常矯正歯科臨床においては、不必要な欠損部補綴回避を目的として5.0〜10.0mmを超えるような大幅な大臼歯近心移動が必要とされるケースは珍しくなく、そのようなケースにおいては、インプラントアンカーを大臼歯近心部に埋入して単純な牽引力を付与したとしても、必要とされる大臼歯近心移動の達成は困難である。
本講演では、「下顎大臼歯約9.0mmの近心移動」が「欠損部補綴回避」にあたり必要とされた多数歯先天欠損症例を通して、大臼歯近心移動を予知的に達成するためのキーポイントをお伝えしたい。

スタッフセミナー「みんなの診療所ではどうしてるの?」

中川学

中川 学 先生

1984年 大阪歯科大学卒業 大阪歯科大学歯科矯正学教室入局
1985年 南カルフォルニア大学歯科矯正学講座 Post graduate course in Japan 受講
1987年 中川矯正歯科医院開設(大阪狭山市)
1998年 中国 大連医科大学歯科矯正学講座 客座副教授
2000年 ティースビューティ矯正歯科開設(大阪・心斎橋)
         
所属/役職 
日本矯正歯科学会      臨床指導医
日本成人矯正歯科学会   臨床指導医
英国王立エジンバラ歯学院 認定医
ヨーロッパ舌側矯正学会  認定医
世界舌側矯正学会     認定医 
日本舌側矯正学術会 認定医

本来、近畿矯正歯科研究会はドクターサイドの知識、技術の向上と交流を目的として行われている。しかし実際患者様と多く接しているのはほとんどがスタッフであり、その知識の向上と交流はより良い治療を提供する上で非常に重要であると考える。

患者様への接し方は診療所独自の方法で行われており所謂鎖国状態である。そこで今回、患者様への接遇、筋機能訓練、TBI指導に焦点を当てそれぞれの診療所での取り組みを紹介し、それぞれの医院での取り組みについて意見交換の場としたい。

中川矯正歯科・ティースビューティ矯正歯科

患者さんの接遇、「おもてなし」の重要性

矯正診療とは、治療プラス良い患者さん接遇(サービス)と考えています。いくら治療自体が良好でも、患者さんに対し、説明不足、診療所不潔、スタッフの態度が悪い、待ち時間が長いなど、患者様の診療所に対するストレスが溜まった場合、治療がうまく行われたとは考えません。今回患者さん接遇「おもてなし」について発表させて頂き、皆様の情報も共有させて頂きたいと存じます。

 


 

小室歯科・矯正歯科 近鉄あべのハルカス診療所

患者さんの舌や口唇といったお口の機能を改善するMFTを行うことは、以下の点で高い意義があると考えている。
@不正咬合を未然に防止 
A矯正治療を円滑に進める 
B矯正後の咬合の長期安定
今回当院で行っている患者さんへの舌訓練の概要と指導方法と課題、デンタルエステなどについて紹介予定。
ご参加のスタッフ様とMFTの重要性を考える機会となれば幸いである。

 


 

しげなが歯科・矯正歯科

矯正治療中、歯並びの変化のみに着目しがちです。その中でカリエスを早期に発見し予防していくことが、患者さんとの信頼関係を築くためには必要不可欠だと考えています。
皆様と一緒に実際の症例を供覧しながら、『カリエスを見落とさない衛生士』を目指して勉強していきたいと思います。

 


 

実行委員長

津田敬子

津田 敬子 先生

 

1983年9月11日に第1回近畿矯正歯科研究会が発足し、奇しくも2022年の同日に40周年記念大会を迎えることになりました。全会員に症例展示を義務づける、当時としては画期的な試みで始まった本会は、震災、コロナ禍という未曽有の事態で展示のできない年もありましたが、毎年開催され今日に至っています。
私自身は10周年記念大会からこの会に参加しています。初めての症例展示の時は心臓の音が聞こえそうなほど緊張しました。その時、審査委員であった大阪大学作田教授、大阪歯科大学木下教授から優秀賞を頂いた時の感動は今も忘れません。
毎年症例展示を行う中で分かってきた事があります。新たな知識を入れるための講習会や他の先生の症例を見ることは勿論大切ですが、自分の症例をきちんと振り返るという事もとても大切だという事です。上手くいった所もそうでない所も自分なりに何故そうなったかの答えを見つけようとすることが重要で、分からなければ展示ファイルや模型を元に他の先生とディスカッションすることができます。
まさに「矯正の自習室」です。

40周年のテーマは「包括的歯科治療における矯正治療」です。歯科治療の答えは一つではありません。
自分を信頼して来院してくれている患者により良い治療を提供するための研鑽の場の一つとして是非会員になって頂き、近畿矯正歯科研究会を臨床にお役立て下さい。

近畿矯正歯科研究会大会事務局
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